映像と音声がズレる(音ズレが発生する)

🔹 原因

  1. PCの負荷が高く、フレームドロップが発生
    • OBSの設定が最適化されていないと、CPUやGPUの負荷が高くなり、フレームドロップ(映像のカクつき)が発生。
    • 特に、高解像度・高ビットレートで録画しようとするとPCの処理が追いつかず、映像が遅れることがある。
  2. 音声の遅延設定が適切でない
    • マイク音声や外部オーディオデバイスの遅延が発生すると、映像と音声のズレが起こる。
    • キャプチャボードを使用している場合、映像に遅延が生じるため、音声とズレることがある。
  3. エンコーダーの設定が最適化されていない
    • 「ソフトウェア(x264)」を使用するとCPUの負荷が高くなり、音ズレが発生しやすい。
    • 「ハードウェアエンコーダ(NVENC)」を使えば、GPUを利用するため、CPUの負荷を減らし安定した録画が可能になる。
  4. 音声モニタリングの影響
    • 「音声モニタリング」機能をONにしていると、PCの処理に負荷がかかり、音声遅延の原因になる。
    • ヘッドホンやスピーカーから出力される音声がズレる場合は、音声モニタリング設定を見直す必要がある。

🔹 解決策

OBSの設定を最適化し、映像と音声のズレを解消する方法

1. エンコーダー設定を変更してPC負荷を軽減

  1. OBSを開く
  2. 設定 → 出力 を開く
  3. 出力モードを「詳細」に変更
  4. エンコーダーを「ハードウェア(NVENC)」に変更
    • 理由: GPUを活用することでCPU負荷を軽減し、フレームドロップを防ぐ。
    • NVENCが利用できない場合 → 「x264(低遅延)」を選択し、CPUの負荷を最小限にする。
  5. 適用 → OK をクリック

ハードウェアエンコーダー(NVENC)を使うことで、映像処理が安定し、音ズレを防ぐ!


2. 音声の遅延を手動で調整

マイクやキャプチャボードの音声が映像より先に聞こえる場合(映像が遅れる)

  1. OBSの「音声ミキサー」で対象のマイクの⚙️(歯車アイコン)をクリック
  2. 「フィルター」を選択
  3. 「+」ボタンをクリックし、「音声遅延」を追加
  4. 遅延時間を「100〜200ms」から調整
    • 音が先に聞こえる場合 → 遅延時間を 増やす
    • 映像が先に動く場合 → 遅延時間を 減らす
  5. 録画しながら調整し、音ズレがなくなるまで試す

音声遅延フィルターを使えば、手動で音ズレを修正できる!


3. キャプチャボードを使用している場合の設定

  1. OBSの「音声ミキサー」でキャプチャボードの音声を確認
  2. 音声ミキサー → 音声の詳細プロパティ を開く
  3. キャプチャボードの音声を「モニターと出力」に設定
  4. 映像と音声がズレている場合、音声遅延を「150〜300ms」追加
    • キャプチャボードは通常「150〜200ms」の遅延があるため、映像に合わせて調整

キャプチャボード使用時は、音声遅延を適切に設定することでズレを解消!


4. FPS(フレームレート)の最適化

  1. 設定 → 映像 を開く
  2. 共通FPS値を「30FPS」または「60FPS」に設定
    • 低スペックPCなら「30FPS」に設定(負荷軽減)
    • 高スペックPCなら「60FPS」に設定(滑らかな映像)
  3. 適用 → OK をクリック

PCのスペックに合わせてFPSを調整することで、フレーム落ちを防ぎ音ズレを解消!


5. 音声モニタリングを無効化

  1. OBSの「音声ミキサー」でマイクの⚙️(歯車アイコン)をクリック
  2. 「オーディオの詳細プロパティ」を開く
  3. 「音声モニタリング」を「モニターオフ」に設定
  4. 適用 → OK をクリック

音声モニタリングを無効にすることで、PCの負荷を軽減し音ズレを防げる!


まとめ

📌 OBSで音ズレが発生した時のチェックリストエンコーダーを「ハードウェア(NVENC)」に変更し、PC負荷を軽減
音声遅延フィルターを使って、100〜200ms単位で調整
キャプチャボード使用時は、音声遅延を「150〜300ms」追加
PCスペックに合わせてFPS(30FPS / 60FPS)を適切に設定
音声モニタリングを無効化して遅延を防ぐ

これらの設定を適用すれば、OBSで発生する映像と音声のズレを解消できます!🎥🎤✨