OBS Studio(Open Broadcaster Software)は、無料で使える高機能なライブ配信・録画ソフトとして、世界中で利用されています。

この記事では、「OBSを初めて使う」という初心者の方を対象に、
ダウンロードから基本的な画面構成、配信・録画を始めるまでの全手順を、ステップ形式でわかりやすく解説します。


ステップ1:OBS Studioをダウンロード&インストールする

まずはOBS StudioをPCに導入しましょう。

  1. 公式サイトにアクセス
     OBS Studioの公式サイトにアクセスします。
  2. OSを選択してダウンロード
     Windows/macOS/Linux から、お使いのOSを選択します。
  3. インストール
     ダウンロードしたファイルを開き、画面の指示に従って進めます。特別な設定は不要です。

ステップ2:OBSの画面構成を知ろう

OBSを起動すると、少し複雑に見えるかもしれませんが、
基本は以下の 5つのエリア を理解すればOKです。

エリア名役割ポイント
プレビュー画面実際に配信・録画される映像レイアウト調整はここ
シーン画面構成のセット配信中に切り替え可能
ソース映像・音声の素材カメラ・画面・音声
音声ミキサー音量調整緑のバーを確認
コントロール配信・録画操作すべての起点

ステップ3:配信・録画の設計図を作る(シーンとソース)

OBSでは「シーン」の中に「ソース」を配置して映像を作ります。

1. シーンを作成する

  1. 「シーン」エリアの をクリック
  2. シーン名を入力(例:雑談/ゲーム配信/資料説明)

👉 複数シーンを作っておくと、配信中の切り替えが楽になります。


2. ソースを追加する(最重要)

  1. 「ソース」エリアの をクリック
  2. 追加したい素材を選択
映したいもの選ぶソース
PC画面全体画面キャプチャ
特定ウィンドウウィンドウキャプチャ
ゲーム画面ゲームキャプチャ
Webカメラ映像キャプチャデバイス
画像・ロゴ画像
コメント表示ブラウザ
  1. プロパティで対象を選択し「OK」
  2. プレビュー画面でサイズ・位置を調整

ステップ4:音声を設定する(超重要)

確認ポイント

  • デスクトップ音声:PCの音(BGM・動画音)
  • マイク/AUX:自分の声

音声ミキサーで 緑のバーが動いていればOK です。

👉 動かない場合
「設定」→「音声」→ 使用中のデバイスを 明示的に選択

⚠ バーが赤くなる場合は音割れ。音量を下げましょう。


ステップ5:配信・録画の設定を行う

配信設定(ライブ配信)

  • 「設定」→「配信」
  • サービス(YouTubeなど)を選択
  • ストリームキーを貼り付け

出力設定(画質・録画)

  • 録画形式:初心者は mp4(安定重視なら mkv)
  • エンコーダ:NVENC(対応GPUがあれば)
  • ビットレート目安:
     1080p / 60fps → 4500〜6000kbps

ステップ6:配信・録画を開始する

  • ライブ配信 → 配信開始
  • 録画 → 録画開始

終了時は、それぞれ 配信終了/録画終了 をクリックします。


まとめ:OBS使い方チェックリスト

項目確認内容
シーン必要な画面構成を作ったか
ソース映像・音声を追加したか
音声緑のバーが動いているか
設定配信先・録画形式を設定したか

OBS Studioは高機能ですが、
この手順を押さえれば 誰でも確実に使い始められます