「配信を見返したら、背景で“サー”という音がずっと鳴っている…」
「キーボードのタイピング音や、エアコンの音がうるさいと言われた…」
映像がどれだけ綺麗でも、音が悪いだけで視聴者はすぐに配信を離れてしまいます。
逆に、音がクリアなだけで配信のクオリティは一気にプロっぽくなります。
今回は、OBS Studioに標準搭載されている音声フィルタを使い、
マイクのノイズを劇的に除去して聞き取りやすい音声を作る黄金手順を解説します。
なぜマイクにノイズが入るのか?
マイクのノイズには、主に次の2種類があります。
環境ノイズ
エアコン、PCファン、外の車の音など、部屋の環境から入る音。
ホワイトノイズ
マイクやオーディオインターフェースの性能、またはゲイン(音量)を上げすぎた時に出る「サー」という電気的な音。
これらをOBSの3つのフィルタを使って順番に解決していきます。
ステップ1:ノイズ抑制(サー音を消す)
まずは、常に鳴っている「サー」や「ブーン」というノイズを消します。
設定方法
- OBSの「音声ミキサー」にある マイクの歯車アイコン をクリック
- フィルタ を選択
- 左下の +ボタン から ノイズ抑制 を追加
- 方式を RNNoise(高品質) に設定
ポイント
RNNoiseはAIが声とノイズを判別し、
ノイズだけを自動的に除去してくれる優秀な機能です。
多くの場合、この設定だけでもホワイトノイズはかなり改善されます。
ステップ2:ノイズゲート(無言時の雑音をカット)
ノイズゲートは、マイクが反応する音量の境界線を設定する機能です。
これにより、話していない時の
- キーボード音
- マウス音
- 呼吸音
などをカットできます。
設定方法
- フィルタの +ボタン から ノイズゲート を追加
- 次の数値を目安に設定
閉鎖しきい値
無言時に音量メーターが動かない程度
開放しきい値
話し始めた瞬間に自然に音が出るレベル
設定の目安
閉鎖しきい値
-35dB
開放しきい値
-30dB
この数値を基準に、環境に合わせて微調整しましょう。
ステップ3:コンプレッサー(音量を均一にする)
コンプレッサーは、声の大きさを整えるフィルタです。
配信では
- 急に声が大きくなる
- 小さい声が聞こえない
といった問題が起こりがちです。
コンプレッサーを使うことで、聞き取りやすい音量バランスを作ることができます。
設定方法
- フィルタの +ボタン から コンプレッサー を追加
- 次の数値を目安に設定
比率
3:1 または 4:1
しきい値
-20dB前後
これにより、声の大きさが自然に整えられます。
フィルタの順番がとても重要
OBSのフィルタは、上から順番に処理されます。
順番を間違えると、ノイズが逆に強調されることもあります。
おすすめの順番は次の通りです。
1 ノイズ抑制
2 ノイズゲート
3 コンプレッサー
この順番になっているか、フィルタ画面の上下ボタンで確認しましょう。
最後に必ず録音チェックをする
設定が終わったら、必ず一度 録画または録音テスト を行ってください。
チェックするポイント
- 声がロボットのようになっていないか
- 話し始めが途切れていないか
- ノイズが残っていないか
もし違和感がある場合は、フィルタが強すぎる可能性があります。
少しずつ数値を調整してみましょう。
まとめ
OBSで音質を改善するには、次の3つのフィルタが重要です。
ノイズ抑制
ノイズゲート
コンプレッサー
この3つを正しく設定するだけで、
配信や動画の音質は大きく改善します。
株式会社POVでは、OBSを活用した配信・録画環境の設計から、
音声設定・配信演出・運用までトータルでサポートしています。
「マイクの音質をもっと良くしたい」
「自分の環境に合った音声設定を知りたい」
という方は、ぜひご相談ください。



