YouTube配信で最も大事なのは「画質」…と思われがちですが、実は音質が悪いと視聴者の離脱率は一気に上がります。
声がこもって聞き取りにくい、雑音が入っている、音量がバラバラ…そんな配信では、どんなに良い内容でも視聴者は最後まで見てくれません。
この記事では、OBSを使った配信で「クリアな音声を届ける」ための基本設定と工夫を解説します。
音質が重要な理由
- 人は「聞き取りにくい音声」に強いストレスを感じる
- 音がクリアなだけで「プロっぽい配信」に見える
- BGMや効果音も心地よく聞こえることで視聴体験が向上
マイク設定の基本
入力デバイスを正しく選択
OBSのソースで「音声入力キャプチャ」を追加し、使用するマイクを選びましょう。
- 内蔵マイクよりも USBマイク や オーディオインターフェース+コンデンサーマイク がおすすめ。
- 企業配信なら、声質を重視してマイク投資をすると大きな差が出ます。
音量レベルの目安
- OBSの「オーディオミキサー」で、話しているときに緑〜黄色の範囲になるよう調整。
- 赤(ピーク)まで振れてしまうと音割れの原因に。
ノイズを抑えるフィルター活用
OBSには音声を整えるフィルターが標準で備わっています。
1. ノイズ抑制
- キーボード音やエアコン音などを低減
- 「RNNoise」や「Speex」を選べます
2. ノイズゲート
- 一定以下の小さな音をカット
- 話していないときの環境音を抑えられる
3. コンプレッサー
- 声の大きい部分を抑えて全体を聞きやすく
- 視聴者に「急に大きな音が鳴った!」というストレスを与えにくい
BGMや効果音を入れるときのポイント
- 音楽は**声より小さめ(-20dB前後)**に設定
- OBSの「音声出力キャプチャ」でPC音源を取り込む
- フェードイン・フェードアウトを使うと自然に聞こえる
配信前に音声チェックを!
- テスト録画をして自分で聞いてみる
- イヤホンや外部スピーカーなど、複数の環境で確認する
- 相手に試聴してもらいフィードバックを受けると安心
よくある音声トラブルと対処法
- 音が小さい/大きすぎる → ミキサーで調整、マイク距離を適正に
- ハウリング(キーン音) → スピーカーではなくイヤホンを使用
- 雑音が入る → ノイズ抑制+静かな環境で収録
まとめ
音声は「視聴者の満足度」を左右する最重要ポイントです。
OBSのマイク設定やフィルター機能を活用することで、誰でもクリアで聞きやすい音声を届けることができます。
株式会社POVでは、OBSを使った配信の音声改善サポートや機材選定のご相談も承っています。
「声がこもってしまう」「雑音が気になる」といったお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。
次回は「カクつかない!OBSで高画質YouTube配信を実現する設定」をご紹介します。お楽しみに!




