OBS Studioは、多機能で便利な録画ツールですが、初めて使う方や録画に慣れていない方が直面するトラブルも少なくありません。
本記事では、OBSの使い方に焦点を当てながら、録画中によくある問題とその解決方法を解説します。
これを読めば、トラブルを未然に防ぎ、スムーズな録画が可能になります。
1.OBSで録画した動画がカクつく(フレーム落ち)
原因
- パソコンのスペック不足
- 録画設定のビットレートや解像度が高すぎる
解決方法
①録画設定を最適化
・[設定] → [出力] → [録画]で、ビットレートを下げる(例: 2500~4000kbps)。
・解像度を1920×1080から1280×720に変更する。
②パフォーマンスを向上
・他のアプリケーションを閉じてCPUの負荷を軽減。
・PCのGPUが対応している場合、「NVENC(ハードウェアエンコード)」を使用する。
2.録画した動画に音が入らない
原因
- 音声入力キャプチャの設定ミス
- マイクやスピーカーがOBSに認識されていない
解決方法
①音声設定を確認
・[設定] → [音声]で、デフォルトデバイスを選択。
・音声ミキサーの音量がゼロになっていないか確認。
②音声キャプチャを追加
・[ソース] → [音声入力キャプチャ]を選択し、使用中のマイクを指定。
・[音声出力キャプチャ]を追加し、PCのスピーカー音を録音可能にする。
3.OBSの録画ファイルが保存されない
原因
- 保存先フォルダの設定ミス
- ファイル名が重複している
解決方法
①保存先フォルダを確認
・[設定] → [出力] → [録画パス]で保存フォルダを再設定。
・フォルダに十分な空き容量があるか確認。
②録画形式の変更
・録画形式をMP4またはMKVに変更して保存しやすくする。
4.OBSの録画画面が真っ黒になる
原因
- キャプチャソースの設定ミス
- グラフィック設定の不一致(特にノートPC)
解決方法
①キャプチャソースを修正
・[ソース] → [画面キャプチャ]を追加し、録画対象の画面を選択。
・ウィンドウキャプチャの場合は、録画したいウィンドウがアクティブであることを確認。
②グラフィック設定の調整(ノートPCの場合)
・NVIDIAコントロールパネルで、OBSに「高パフォーマンスGPU」を割り当てる。
5.映像と音のズレが発生する
原因
- 録画中の負荷が高すぎる
- 音声の遅延が発生している
解決方法
①音声遅延を調整
・[音声ミキサー] → 歯車アイコン → [詳細音声プロパティ]で「同期オフセット」を設定(例: -200ms)
②録画設定の最適化
・映像設定でフレームレートを60fpsから30fpsに変更。
・音声サンプリングレートを48kHzから44.1kHzに変更する。
6.録画時にエラーが表示される
原因
- OBSが管理者権限で実行されていない
- 録画形式や保存先の設定ミス
解決方法
①OBSを管理者権限で実行
・OBSのショートカットを右クリックし、「管理者として実行」を選択。
②設定を確認
・録画形式をMKVに変更し、エラー発生を回避。
OBSを使いこなして録画トラブルを回避するコツ
①定期的なアップデート
OBS Studioの最新版にアップデートすることで、バグや不具合が解消されます。
②録画前のテスト
プレビューで録画設定や音声設定を確認し、問題を事前に発見しましょう。
③公式フォーラムの活用
**OBS Studioの公式フォーラム**では、さまざまなトラブルシューティング情報が提供されています。
まとめ
OBS Studioを使いこなすためには、トラブルに迅速に対応することが重要です。
本記事で紹介した録画のトラブルシューティングを参考に、スムーズな動画制作を目指しましょう。
ぜひ、OBSを活用して高品質な録画を楽しんでください!
次回は、、、
OBS初心者必見!音声設定の使い方ガイド【簡単なステップで高音質録画を実現】
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