映像と音声がズレる(音ズレが発生する)
🔹 原因
- PCの負荷が高く、フレームドロップが発生
- OBSの設定が最適化されていないと、CPUやGPUの負荷が高くなり、フレームドロップ(映像のカクつき)が発生。
- 特に、高解像度・高ビットレートで録画しようとするとPCの処理が追いつかず、映像が遅れることがある。
- 音声の遅延設定が適切でない
- マイク音声や外部オーディオデバイスの遅延が発生すると、映像と音声のズレが起こる。
- キャプチャボードを使用している場合、映像に遅延が生じるため、音声とズレることがある。
- エンコーダーの設定が最適化されていない
- 「ソフトウェア(x264)」を使用するとCPUの負荷が高くなり、音ズレが発生しやすい。
- 「ハードウェアエンコーダ(NVENC)」を使えば、GPUを利用するため、CPUの負荷を減らし安定した録画が可能になる。
- 音声モニタリングの影響
- 「音声モニタリング」機能をONにしていると、PCの処理に負荷がかかり、音声遅延の原因になる。
- ヘッドホンやスピーカーから出力される音声がズレる場合は、音声モニタリング設定を見直す必要がある。
🔹 解決策
OBSの設定を最適化し、映像と音声のズレを解消する方法
1. エンコーダー設定を変更してPC負荷を軽減
- OBSを開く
- 設定 → 出力 を開く
- 出力モードを「詳細」に変更
- エンコーダーを「ハードウェア(NVENC)」に変更
- 理由: GPUを活用することでCPU負荷を軽減し、フレームドロップを防ぐ。
- NVENCが利用できない場合 → 「x264(低遅延)」を選択し、CPUの負荷を最小限にする。
- 適用 → OK をクリック
✅ ハードウェアエンコーダー(NVENC)を使うことで、映像処理が安定し、音ズレを防ぐ!
2. 音声の遅延を手動で調整
マイクやキャプチャボードの音声が映像より先に聞こえる場合(映像が遅れる)
- OBSの「音声ミキサー」で対象のマイクの⚙️(歯車アイコン)をクリック
- 「フィルター」を選択
- 「+」ボタンをクリックし、「音声遅延」を追加
- 遅延時間を「100〜200ms」から調整
- 音が先に聞こえる場合 → 遅延時間を 増やす
- 映像が先に動く場合 → 遅延時間を 減らす
- 録画しながら調整し、音ズレがなくなるまで試す
✅ 音声遅延フィルターを使えば、手動で音ズレを修正できる!
3. キャプチャボードを使用している場合の設定
- OBSの「音声ミキサー」でキャプチャボードの音声を確認
- 音声ミキサー → 音声の詳細プロパティ を開く
- キャプチャボードの音声を「モニターと出力」に設定
- 映像と音声がズレている場合、音声遅延を「150〜300ms」追加
- キャプチャボードは通常「150〜200ms」の遅延があるため、映像に合わせて調整
✅ キャプチャボード使用時は、音声遅延を適切に設定することでズレを解消!
4. FPS(フレームレート)の最適化
- 設定 → 映像 を開く
- 共通FPS値を「30FPS」または「60FPS」に設定
- 低スペックPCなら「30FPS」に設定(負荷軽減)
- 高スペックPCなら「60FPS」に設定(滑らかな映像)
- 適用 → OK をクリック
✅ PCのスペックに合わせてFPSを調整することで、フレーム落ちを防ぎ音ズレを解消!
5. 音声モニタリングを無効化
- OBSの「音声ミキサー」でマイクの⚙️(歯車アイコン)をクリック
- 「オーディオの詳細プロパティ」を開く
- 「音声モニタリング」を「モニターオフ」に設定
- 適用 → OK をクリック
✅ 音声モニタリングを無効にすることで、PCの負荷を軽減し音ズレを防げる!
まとめ
📌 OBSで音ズレが発生した時のチェックリスト ✅ エンコーダーを「ハードウェア(NVENC)」に変更し、PC負荷を軽減
✅ 音声遅延フィルターを使って、100〜200ms単位で調整
✅ キャプチャボード使用時は、音声遅延を「150〜300ms」追加
✅ PCスペックに合わせてFPS(30FPS / 60FPS)を適切に設定
✅ 音声モニタリングを無効化して遅延を防ぐ
これらの設定を適用すれば、OBSで発生する映像と音声のズレを解消できます!🎥🎤✨